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2007年9月17日 (月)

家庭用ハイビジョンカメラについて

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 家庭用ハイビジョンカメラには、MiniDVテープにMPEG-2で圧縮記録するHDV規格のカメラとハードディスク、メモリーカード、DVDメディアなどにH.264/MPEG-4 AVCで圧縮記録するAVCHDカメラなどがあります。他にもビクターのようにハードディスクにMPEG-2で記録するタイプやサンヨーのようにH.264/MPEG-4 AVCのコーデックを使ってもAVCHDとは違った形式で記録するカメラもあります。
 最近は、いろいろなメディアに記録できて、HDVに比べておよそ、半分のデータ量とビットレートで同じような画質で記録できるということでソニーや松下、キャノンの各社からAVCHDカメラが次々に発売されています。私もHDVカメラ以外にAVCHDカメラも所有していますが、実際に使うのは、殆ど、テープに記録するHDVカメラです。その理由は、HDVだと最近の高速のPCなら非常に快適に編集できるのですが、AVCHDは、高速のPCを使っても編集にかなりの時間がかかり、とても実用的とは言えないからです。

 以下に私の編集フローを紹介します。

HDV機の場合

編集ソフト(Edius Pro4.5) PC( Xeon 2.66GHz Quad)

テープからPCにキャプチャー 実時間
ネイティブ編集         
スマートレンダリング    数分

そのままプレーステーション3でハイビジョンテレビにネットワーク再生(但し、拡張子を.m2tから.mpgに変更)

AVCHD機の場合

編集ソフト(Edius Pro4.5) PC( Xeon 2.66GHz Quad)
  
PCにm2tsファイルをコピー 数分
AVCHDコンバーターで複数のm2tsファイルをHQコーデックに変換  実時間の2倍から3倍(ファイル容量は8倍程度に増加)
HQコーデックのAVIファイルを編集
Speed encoderでHDVファイル(m2t)に変換  実時間の1.2倍程度

そのままプレーステーション3でハイビジョンテレビにネットワーク再生(但し、拡張子を.m2tから.mpgに変更)

 このように現状では、HDVの場合、キャプチャーに実時間がかかるだけで、PC のスペック(CORE2 DUOクラス以上)さえあれば、ネイティブ編集でさくさくRTプレビューでき、スマートレンダリングを使えば、編集箇所だけレンダリングされるだけなので高速に劣化も殆どなしに行えます。
AVCHDの場合、HQコーデックに変換するのにかなり時間がかかるのと、ファイル容量が8倍程度膨れ上がります。
レンダリングに関してはSpeed encorderを使えば、結構速いですが、できあがってくるファイルは、結局、HDVと同じm2tファイルです。私の場合、編集ソフトにEdiusを使っていますが、Premiere+VAIO Edit Componentsの組み合わせでは、AVCHDのm2tsファイルを直接取り込んで編集して、スマートレンダリングを使って高速にm2tsファイルとして出力できます。ただし、この組み合わせを使用できるのは、ソニーのVAIOユーザーだけなのです。でも、この方法でもHDVほど快適には編集できないです。
 AVCHDを快適に編集するには、当分の間PCの高速化だけではなかなか難しく専用のハードウエアーボードが必要になり、多分、近い将来、そのようなボードが発売されると思います。

 以上のような理由から編集を重視するユーザーには、現段階ではAVCHDカメラは向いていないと思います。ただ、AVCHDカメラには付属のソフトがついていて簡単なカット編集をして、AVCHDディスクとしてDVDメディアに書き出すことができます。(ただし、カットしたファイル保存にかなりの時間がかかります。)その書き出したAVCHDディスクは、ブルーレイレコーダーやプレーステーション3等で再生できますが、場合によっては、レンダリングがされていないので、シーンの繋ぎ目で再生が一瞬止まる現象がでるようです。
 最近、AVCHDカメラの専用オプションとして、AVCHDディスクとして書き込めるDVDライターが発売されていますが、この場合はPCレスで使用できると思います。AVCHDの場合、結局、編集しないか、あるいはカメラ本体内で編集機能がある機種でカメラ本体でカット編集してAVCHDディスクとして書き出すのが一番快適で便利な方法だと思います。

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